ギター工房

 
ロコギターズ

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はお近くのコインパーキングをご案内致し
ますので、恐れ入りますがそちらに駐車
頂きますようお願い申し上げます。

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 お知らせ

fax: 072-845-6985

まず、ギター本体を固定する準備として、ペグを外します。
どの作業にも共通することですが、固定と保持がしっかりしていないと極端に作業性が悪くなってしまいます。
RYOJI MATSUOKA '81年製  MODEL NO 30L #56352

 クラシックギターのブリッジの両端(ウイング)をできる限り薄く削って欲しいとのご依頼です。
 ブリッジ自体がトップ板の振動を妨げているというオーナー様の発想のもと、最終的には外観や
 雰囲気を損なわないような仕上げを意識しました。
ブリッジの周囲にマスキングテープを貼って保護します。
その上から次の画像のような薄いアクリルシートを敷きます。

mail: loco@locoguitars.net

塗装のツヤとは違って、木の質感がある自然な光沢になりました。
至急、剥がれた所にタイトボンドを塗布して接着しました。
気付かずに削り続けていたら、恐らく途中でパリッと割れていたと思います・・・。

営業時間 15:00~20:00

反対側のウイングも同様に叩きノミから削り、突きノミで1ミリ弱の高さに。が、しかし、この後ちょっとしたトラブル発生・・・。
先に削ったウイングの端に浮きを発見したのです。
もともと接着剤が剥がれて端が浮いていることに気付かず削っていたのですね・・・。
古いギターは削りに入る前にブリッジ浮きがないか、これからは
要チェックです・・・汗

※毎週水曜定休日

ブリッジに使われる木は、ほとんどがエボニーかローズウッド
という非常に硬い木で、なかなか削るのには苦労をします。
初めは叩きノミを使い、ある程度の高さを削ってしまいます。
塗装もされているので想像以上の硬さです。
逆目にも気を付けて・・・。

反対側のウイングも無事にペーパーがけと厚み出しが終了。
こちらも至急、接着措置です。
ついでに、逆目でわずかにえぐれた箇所があり、そこをローズウッドの削り粉を混ぜたエポキシボンドで充填措置。
一晩乾かして様子見です。
あまり必要以上に締め付けないよう細心の注意を払いながら
バイスにヘッドを固定します。
今度は突きノミを使い削っていきます。
一気に削らないように逆目に気を付けながら、できるだけ薄く削っていきます。しかし結構な力を入れないと削れてくれません・・・
ウイングのサドル側に画像のような切込みを入れます。
                   
反対側のウイングもマイクロメッシュで磨き、最後にレモンオイルを塗ってマスキングテープを剥がし全工程終了です。
いよいよ最後の工程、マイクロメッシュでの磨きです。
#2400~#12000まで7種類のマイクロメッシュで磨き上げます。
高さ1ミリ弱ぐらいまで削ったところです。
僕の技量ではノミでの削りはこの辺りが限界でしょうか・・・。
             
音の変化や印象はこの時点ではまだ分かりませんが、外観的には
ローズウッドの質感が出て、ボディ全体がスッキリとして落ち着いた雰囲気になりました。
なんとか接着も上手くいき、ここからは#150~#320のサンドペーパーで慎重に厚みを落としていきます。
最終目標はマスキングテープとほぼ面一・・・0.1ミリ前後です!
目標に近付いてきたら#600、#800、#1000、#1200、#1500、#2000まで当ててペーパーがけと厚み出しは終了。
反対側のウイングもチェックしてみると、やはり同じ状態でした。

 リペアファイル 
叩きノミで1/3ぐらいの高さを削ったところです。
ノミをを最小限の力で叩いても、ギターにとっては結構な振動になるので、ダメージを考えると叩きノミはこの辺で終了にしておいた方がよさそうです。
ーリペアファイルに戻るー

セミブリッジレス加工

できるだけ軽い力でノミを叩き、焦らず少しづつ削っていきます。
がしかし、先の剥がれの事もありますし、 接着剤全体の劣化のことも考えて今回はほどほどにしておきました。
それでも、端は結構は攻めてます・・・。
ボディ面が作業台と平行になるように高さを調節し
動かないように、しっかりと固定します。